とあるダイヤモンドには呪いが込められている。
その呪いとはどのようなものなのか?呪いが起きた経緯について話して行きたい。
ホープダイヤモンド。
これは850年代にインドで見つけられたダイヤモンドである。
当時のインドではヒンドゥー教の寺院が数多く建設されており、
その中のひとつの寺院にこのダイヤモンドは奉納された。
ダイヤモンドは女神シータの彫刻の目の部分に当てはめられたのだ。
![裏社会人A](https://asspra.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
女神シータはビシュヌの化身の妻であり、インド叙事詩のヒロインでもある。
シータはラーヴァナにさらわれてしまい、シータを取り戻すための戦争を引き起こした
と言い伝えられているのだ。
しかし1660年のころ、インドを訪れたフランス人の商人が女神シータの目に埋め込まれたホープダイヤモンドを盗んでしまった。
これを知った僧侶は激怒し、呪いを掛けたのだ。
シータがさらわれたことで戦争が起こった過去をフランス人は知っており、
それでも盗みを働いたことに僧侶は激怒した。
そのフランス人商人から
ルイ14世の手に渡るのをきっかけに
マリールイーズ
マリーアントワネット
ルイ16世
ホープダイヤモンドは上記の人物の手に渡るが、ホープダイヤモンドを手に入れた途端から
フランスの国力は目に見えるほど落ちて行ったのである。
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希少なダイヤモンドは人を惹き付ける
ダイヤが発見された当初は120カラット以上あったとされるが、
所有者が変わる度にカットされ続け、
結果的に当初の半分の68カラットまで小さくなった。
ダイヤはカットされ小さくなっていったが、それでも人の心を奪って行った。
ホープダイヤに魅了された人々は口を揃えてこういう
「絶対に手にしたい!あのダイヤには人の心を惹き付けるなにかがある」と。
しかしダイヤを手にした人々に不幸が訪れるのだ。
ある名家は借金地獄となり国を追われた
ある国王は国民の反感を買い、下克上を果たされ処刑された
とある王子は原因不明の病魔に冒され命を絶った
これらは偶然なのか?
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それでも手に入れたい!思わせる魔力
手にした者に不幸が訪れることを知っていながらも、
次々とこのホープダイヤに王族・貴族や著名人は群がった。
「お金ならいくらでも出す」
「人を蹴落としても手に入れたい」
人間の欲望は留まることを知らず、このダイヤを巡って内乱も起きたこともあった。
びっくりすることにマリリンモンローも映画の中で本物のホープダイヤを付けていたこともあったのだ。
![裏社会人A](https://asspra.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
人間の欲望を刺激するダイヤの存在は怖いけど魔力につい込まれる人間の本性の方がよっぽど怖いよ
![裏社会人B](https://asspra.com/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
確かにねー
モノに固執した人間の魂は永久に留まることはない。
僧侶が込めた呪いは続く
自分が信仰している宗教のヒロインの目を取られてしまった復讐として
僧侶はホープダイヤに呪いを掛けたと言われている。
フランス商人がこの魔のダイヤに手を出すことが無ければこのような悲劇は生まれなかったのではないか?
現在はハリーウィンストンが買い取り、博物館に安置してある。
人の心を奪い取るダイヤは現在は安からに眠っている。
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