世界にはまだまだ解読出来ない本やメッセージが存在する
あなたはレヒニッツ写本という奇妙な写本をご存知だろうか?
石ではないために正確にその写本が作成されたのかも、
どのようなメッセージが書かれているのかも解ってはいない。
今回はそんな不思議で謎が多いレヒニッツ写本についてお話ししよう。
スポンサーリンク
レヒニッツ写本の特徴
レヒニッツ写本の確認されている中での最初の所有者はグスターフ伯爵という人物である。
この写本は448枚から構成されており、どのような文字で書かれているのかも明らかにはなっていない。
なかにはイエスキリストが処刑されているような絵もみられるため、宗教的な出来事や思想が書かれているのではないか?と推測することができる。
大変奇妙なのは文字の種類の数である。
記号のようなレヒニッツ写本文字の数は250種以上を越える。だからこそ異常に解析が難しいのである。
レヒニッツ写本はいつの時代に作られたかも定かではない。
というのも
この紙を成分解析したところ1430年頃に作られたヴェネツィアの紙であることはわかったのだが、
1430年に書かれた可能性もあり、もっと前の時代にヴェネツィア紙が書かされた可能性も捨てきれない
様々な可能性があるが、解読のヒントを得られてはいないのだ。
スポンサーリンク
レヒニッツ写本がフェイクである可能性は?
考古学者たちが結託して知恵を出し合ってもなかなか解析できないために
中には「レヒニッツ写本は誰かのいたずらで作ったのだ」と主張するものもいる。
ひとりだけ怪しい人物がいたことは確かだ。
そのようなことをする人物の名前は「リテラーティ・ネメシュ・シャームエル」
彼は古物商で珍しいものを売る商売をしていたのではあるが、珍しくないものをさも珍しいと演出して売っていた経歴もある。
そのためにリテラーティ・ネメシュ・シャームエル自身が持っていたヴェネツィアの紙の上によくわからない文字を書いて行き、
それを「珍しいお宝」だと嘘をついて販売していた説も存在する。
しかし448ページに渡り、
さらに日本語のように文字の種類が多い奇抜な写本をたったのひとりで書き出すことは考えられず
そのような歴史を欺く行為をするほどリテラーティ・ネメシュ・シャームエルはお金に困っていたわけではない。
レヒニッツ写本の解読が上手くいかない学者達が
「そのシャームエルの創作品だ!」と主張し、解読を諦めているようにも思える。
- 制作者は何の目的でこれを作ったのか
- 誰に向けてメッセージを発しているのだろうか?
レヒニッツ写本の謎は深まるばかりである。
<関連記事>
風邪対策で有効なのは「うがい薬」を使ってうがいをしないことである