この円盤は1908年のクレタ島のファイストス宮殿で発見されたもので円盤には45の文字が刻まれている。
数々の解読者が解読しようとしても出来ていない物質である。
ずっと我々の解読を拒み続けているこの円盤について今回はお話しして行こう。
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クレタ島とは?
クレタ島はギリシャ共和国の南の方に浮かぶ島であり、古代ミノア文明が栄えた土地である。
ミノア文明では紀元前1000年以上も前から「クノッソス宮殿」が建設されたことでも知られている。
紀元前1000前には火災がありクノッソス宮殿は1000室以上も燃えてしまったことで有名ではあるが
現在からかなり前の時代でもそれくらいの建築技術があったことからかなり発達していた文明だということがわかる。
ファイストス円盤文字はミノア文明が栄えていた紀元前1650ー1550年に作られたものだと推測されている。
ファイストス円盤文字は見つかったときから非常に綺麗な状態で見つかったことにより文字を正確に読み取ることができるのが特徴だ。
しかしミノア文明で用いられていた文字ではないことがミステリーを読んでいる。
というのもこれだけ発達した文明であり高い建築技術があったのにも関わらずファイストス円盤文字だけがなぜか発見が遅れ、さらに文字は読めるがその文字がなにを意味しているのかは全く解っていないのだ。
解析することが難しいだけではなくて何のために作られたのか?
そしてファイストス円盤文字であるためにどのように読み進めていけば良いのか?も解っていない。
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同じ絵文字が使われたものは見つかっていないために手がかりがない
ファイストス円盤文字の解析が進まない理由としては「手がかり」がないことが最大の原因である。
この象形文字が使われている文字が他の見聞や他のモニュメントで使われているのであればなにかしたらのヒントを得ることができるが、
そのようなものはないために
その解釈すべてが「現地点で見る我々の解釈」になってしまうのだ。
一説にはこれを聖書や古代遺跡から読み取ると
人類の破壊の歴史を表しているという見方をされている研究者もいるが詳細は定かではない。
ファイストス円盤を羅針盤のゲームと見立てている者もいるが、正解はわからない。
しかしファイストス円盤文字ひとつひとつは判子のように「なにかに押し当てられている」ために印刷技術があったことは間違いないだろう。
印刷技術があったならこれに似た形状をした円盤や石盤がこれから見つかる可能性が高い。
トラキア文明の遺物と照合してみては如何でしょうか?