もしあなたがたったの30秒程度だけ目を離した隙に自分の大切な人が居なくなってしまい、そこから永久に帰ってこなくなったとしたら
どんな感情をもつのか?想像したことはありますか?
今回は平成の神隠しについてお話していく。
この事件は単なる誘拐事件なんてもんじゃない。
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松岡伸矢くんは突如いなくなった
徳島県貞光町は現在は市町村が合併し、現在のつるぎ町にあたる位置にあった。
祖父母の葬式があったのでこの地域に一時的に来ていた。
日帰りでは帰る事はなく親戚にうちに泊まることになり翌朝を迎えた。
親戚のうちを出るときに伸矢くんを先に外に出してたったの30秒で居なくなってしまったのだ。
最初はどこかに隠れているのか?
または家に戻ってしまったのか?
大人をからかうものではない!と両親も少し怒っていたのではあるが、やはりいないのだ。
どんなに大きい声を上げて「伸矢!!」「松岡伸矢!!どこにいるの??」と聞いても一向に返事がない。
親戚に家の中もくまなく探しても全く返事がないのだ。
外を探したとしても全然返事がなく、
「もしかしたら誘拐されたのかも」と両親は心配になりパトカーとなにか重大なことに巻き込まれているのでは?と心配になり同時に救急車も呼んだ。
警察を動員しての捜索となったのだが、全く見つからないのだ。
両親が松岡伸矢くんへの目を離してわずか30秒程度でこのようなことが起きてしまったことを警察に説明しても
警察は驚くことしかできなかったのだ。
それもそのはず松岡伸矢くんはまだ4歳児。
まともに一人で歩くことがやっとであり田舎の山道なんて長距離を歩くこともできないし、ましては田んぼが一面に広まっているので
こんな子供が一人でいたら絶対にだれかが気がつくはずであるからだ。
この事件で不思議なところは数々ある
- 田舎の人たちは見知らぬ車が通った形跡をみていない
- 自分たち以外はこの地に居ることを知らない
- 事件の少し前にナカハラマリコと名乗る怪しい人物からの電話はあった
- 警察を総動員してもなにも見つからなかった
この4点である。
もし交通事故かなにかであればその衝撃音は凄まじいために誰も気がつかないなんてことはない。
さらに事故が起きたような痕跡も一切残されていないのだ。
怪しいのは事前の少し前にナカハラマリコと名乗る女から通学している幼稚園に関する電話があったことだ。
しかし外部の人に徳島県の田舎の方に来ていることは言ってはいないし、もし言っていて知っている人物がいたとしても
わざわざ徳島まで来るメリットもないだろう。
また、松岡伸矢くんが一人で外にいるその瞬間だけを狙うのも明らかに効率が悪すぎる。
一人でいなくて母や父にだっこされていたらわざわざ徳島まで足を運ぶ甲斐がなくなるわけであるし、さらに家族と面識があるものがこんな田舎で偶然出くわしたりなんかしたら怪しすぎるからだ。
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懸命な捜索も意味はなかった
警察がどんなに動いても目撃情報はひとつもないし、変わった形で発見されることもなかった。
周辺部はもちろん山にも警察が入って調べていたので当日なにかに襲われて山に捨てられたなんてことはない。
まさに平成の神隠しだといえよう。
この場所には古来から天狗の噂があった。
もしかしたらこの家族は知らずしらずのうちに天狗の怒りを買い、子供を連れ去られてしまったのかもしれない。
父の正伸さんはTV番組に60回以上出演を重ねたことがある。
全国で数々の目撃情報はあったのだが、これと言って手がかりになることはなかった。
さて、そろそろ天狗の怒りを買うようなのでこの辺でこの事件のことは終わらせよう。