人を食べたくなってしまう・・・
もしこのような衝動に駆られたときに、あなたは正常な判断が出来るだろうか?
人を食べると聞くとバイオハザードの映画を思い浮かべるが、見た目も普通な人間がこのような非文化人類的な衝動に駆られてしまうことがある。
この病気をウェンディゴ症候群と呼ぶ。
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精霊の呼び名である
このウェンディゴというのはカナダ・アメリカの北に位置する土地の精霊の呼び名である。
この地球上でも限られた土地であり、限られた部族に見られるだ。
ウェンディゴ症候群というのは感染症などではなくて精神疾患に分類される。
人生での行き詰まりや孤独感を絶えず感じ続けているとそのうちに
「ウェンディゴ(精霊)に取り付かれてしまうのではないか?」と不安になり徐々に食欲、性欲、生きる気力がなくなって行ってしまうのだ。
日本で言う鬱病にも似た症状に苦しむことになる。
そして次第に周囲の人たちが美味しい食べ物のように見えるようになり気を保たないと噛み付いてしまうようになる。
人間が本気で噛むと人間をあやめてしまうほどの力を秘めているのだが
まさに「本気」で噛み、本気で食べようとし、そして食べてしまうのだ。
ウェンディゴの精霊自体は普通であれば人間に災いをもたらすことはないのだが、人間が自然に対して危害を加えようとすると
ウェンディゴは怒り狂い、人間に危害を加え、肉体を食べてしまうと現地でも恐れられている。
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旅人も発症する危険性がある
カナダ・アメリカの北の土地に住む人々だけではなくこの土地に旅行して来た旅人もウェンディゴ症候群を発症する危険性があるのだ。
文化症候群に分類されるが、旅人も発症することが他の病気と異なっている。
家族を食べてしまうことも・・・・
長期的にウェンディゴ症候群に悩まされていると普通の食事には全く興味がなくなるがそれと反比例するように人食いに興味が一杯になっていく。
人間は口に入れたものを動力として動く事ができるので食べないとエネルギーが出て来ない。次第に思考力が低下していき、周囲にいる家族・友人を食べたくなる欲望が増して行く。
家族を食べてしまった事件は公には明るみにはなってはいないが噛み付いてしまい、病院送りにしてしまった事件は数多く報告されている。
もしウェンディゴ症候群がカナダ・アメリカだけではなく、地球上の各地で起こったとしたら?映画で見たバイオハザードの世界はもしかしたら近いうち実現されてしまうかもしれない・・・。