摩訶不思議なオーランメダン号事件は1948年に起きた。幽霊船の事件はたちまちヨーロッパ各地に一斉に広がり、瞬く間に人々の関心の的になった。
物語の中心となる船艦はたったの2号。シルバースター号とオーランメダン号である。
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不気味な無線をキャッチした
シルバースター号はオーランメダン号からの無線をキャッチした。
この無線をキャッチしたことでこの物語は加速する。
もしシルバースター号が無線をキャッチしなかったとしたら事件が起きた事は誰も知る由はなかっただろう。
もちろんこれを語る者もいなかった。
無線の内容はこうだ。
「自分以外の人間が全員血を吹き出して倒れてしまっている。どうにか助けてあげてほしい」
無線の送り主はラビットと名乗った。
このラビットは
「自分以外の船員が”なにか”によってやられてしまった。至急助けを出して欲しい」と伝えた。
シルバースター号は無線を受けたあとすぐに船に近寄って行った。
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残酷にも無惨な姿で発見
シルバースター号の船員たちは、無事オーランメダン号の到着した。
荒れ狂う海のために橋はなかなか掛けることは難しかったのだが、それでも頑張って橋をかけて船の内部をみたところ船員達は驚愕した。
オーランメダン号の船員達は全員無惨な姿だったのだ。飼い犬も残らず、人も文字通り全滅していた。
船員達は慌ててシルバースター号の内部に避難した。
「身の危険を感じた」これが船員たちは震えた声で証言する。
その異様な空間にただただ恐怖でしかなかった。
その引き返してすぐにいきなりオーランメダン号から爆発音が聞こえ、船は瞬く間に沈没していった。
オーランメダン号は海のなかへ沈んでいってしまった。
この物語はそのすべてが謎の包まれていると言って良い。
なぜ
そもそも船員達は倒れていたのか、なぜ飼い犬も死んでしまっていたのか、なぜいきなり爆発して海に沈んでいったのか?
そして、
シルバースター号に無線を掛けて来たラビットという人物は一体誰だったのか?
ラビットという人物は実に冷静な声で状況を伝えていた。
「自分以外の人間が全員血を吹き出して倒れてしまっている。どうにか助けてあげてほしい」
最有力説は?
最有力説についていろいろ調べてみたものの、
有力な説はどこのサイトにもどの書籍にも書かれてはいなかった。
人の手によるものなのか、それともなにか得体の知れない現象の原因なのか?
全く分かってはいない。
当時、オーランメダン号で助けを呼んだラビットという人物の
「自分以外の人間が全員血を吹き出して倒れてしまっている。どうにか助けてあげてほしい」
この発言から我々は推測するしかないのだ。
政府の結論
政府はこの不可解な事件を
「突発的な要因によってオーランメダン号は沈没した」
と結論付けた。
しかしこの発表には疑問が残る。
「一体、突発的な要因はなんだったのか?」
どのようなことが起きたらこのような惨いことが起こるのか?
政府は詳細には語っていない。
真実と共にオーランメダン号は沈没していったのだ。
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