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20世紀を駆け抜けた人々にとって『21世紀』というキーワードは大きなものでした。

空飛ぶ自動車、ロボット達の社会進出、仮想空間を通した疑似体験、VR/ARなど、彼らの夢見た時代は少しずつ現実のものとなろうとしています。

その中で、現在も実現への道を進んでいる大規模プロジェクトといえば『宇宙進出』ではないでしょうか?


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宇宙時代は始まるのか?

20世紀初頭、とあるロシアの科学者は「宇宙への進出が将来、どのようになものになるか」を綴った手記を残していました。

その人物こそ、宇宙飛行と宇宙船の父として知られる、コンスタンティン・ツィオルコフスキー氏(1857-1935)

ロシアにはツィオルコフスキー宇宙飛行士歴史博物館と呼ばれる、世界初の宇宙探査にまつわる歴史博物館があります。

ロケット科学の先駆者でもあったツィオルコフスキー氏の残した技術や知識は、現在の宇宙探査への基礎となったと言っても過言ではないでしょう!

科学者ツィオルコフスキー氏

2017年までに世界政府によって、戦争と紛争が解消される。また人類が地球を越えて移動する技術を取得する年になるだろう

しかし、2017年は既に過ぎてしまい、ツィオルコフスキー氏の予想は実現されませんでした。ツィオルコフスキー氏は多くの予測を残していましたが、どれくらい正確なものだったのでしょう?

やはり『火星や月の植民地化』でしょうか?『宇宙ステーションへの移民』もまだ実現するまで多くの課題が残っています。
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知識人

20世紀から21世紀までに多くの技術が発展した事実を考えると、21世紀のうちにどちらか達成されるかもしれませんよ。

ツィオルコフスキー氏の寓話は1960年に『大気圏外の逸話』として出版されたことも興味深いです。

実は出版されるときに英語に翻訳され、宇宙開発技術を競うアメリカを含めた多くの国に彼の言葉が伝わったのです。

氏は16~20世紀の中で、最高の科学者達を集めたドリームチームを結成。そして衛星軌道到達を可能とするロケットを建設。

このチームにはツィオルコフスキー氏の他、ガリレオ・ガリレイ、アイザック・ニュートンなど著名な科学者が協力していたんですよ。当時の技術者達においても最高峰の開発チームだったに違いありません!

氏の手記には技術的な話だけでなく、宇宙での生活や感情についても記しており、その想像力は驚異的なものでした。ツィオルコフスキー氏はどのような予測を残していたのでしょう?

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『地球はゆりかごである』という名言は宇宙に思いを馳せたツィオルコフスキー氏の代表的な言葉でしょう。

実際、衛星軌道から地球を見た宇宙飛行士たちは地球の美しさに、心を奪われた方も少なくないようです。

ツィオルコフスキー氏は「宇宙飛行士たちは地球の外で感情を強く揺さぶられるだろう」と語っていました。

その言葉通り、とある宇宙飛行士は「あの光景に唖然として、疲れてしまいポートホールから遠ざかってしまった」と語っていました。

この現象はオーバービューエフェクト(概観効果)と言われており『地球という圧倒的な光景を俯瞰したことで意識の変革が起きた結果』だとされています。

他にも「驚きと喜びの叫びでポートホール中に興奮の渦が巻き起こっていた」という話もあります。感情が動かされたことでツィオルコフスキー氏は『根本的に人間の在りようが変化する』と信じていたようですね。

先述にもある通り『戦争と紛争が終了するだろう』と予測していたツィオルコフスキー氏は「重力から離れることで、社会階級は消滅し、平等化を促進させる」と信じていました。

基礎知識
衛星軌道上では太陽エネルギーが豊富で無尽蔵に供給され、気温も30~35度の間で調整することも容易。
知識人

安定した気候であれば衣替えする必要もなくなりますよね

富裕層と貧困層で資源を奪い合いこともなく、誰もが望むだろう公平な環境を作ることが出来るでしょう。

しかし、宇宙旅行はいまだ国や一定数の裕福な暮らしが出来る人々だけが体験できるものです。

宇宙へ飛び立つには課題が山積みとなっていますが、宇宙移民が始まった暁にツィオルコフスキー氏の望んだ未来に到達するのでしょうか?