ビルの屋上やエクステリア(外装)に緑を加える、緑化運動は現在も続いている。

一時はコンクリートジャングルと化していた都心部にも、鮮やかな緑が少しずつ加わったことで10年前に比べて景観も大きく変わった。

だが、それだけに留まることはなく、新たな挑戦を試みたのが電気機器メーカー『TDK株式会社』だ。

TDKは感情的なサポートを行なう人工知能AIにm盆栽を組み合わせた盆栽搭載AI『Bons-AI(ボンス・アイ)』を開発した。

搭載されているのは土壌センサー、動作を制御する小型のカメラアイ、そして感情を伝達するLEDパネルだ。

もちろん小型スピーカーを搭載しているため、対話することも可能である。

動画内の『知性を手に入れた新しい盆栽』というフレーズも非常に印象的で、既存のスマートAIと一線を介した存在感を放っている。


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Bons-AIはスマートAIの新機軸となるか

Bons-AIはその安定性を補助する軸センサーを使用し、太陽光をエネルギーとして稼働するため環境面にも配慮されたAIだ。

日の光に当たると、満足感を伝えるようにポットに統合されたLEDラインが点灯する。

感情の見えない植物が、機械を通して感情表現しているような、未知の体験が得られるに違いない。

これはTDK発の、将来的なツールやコンテンツの新規開拓を目指すプロジェクトの一環だという。

もちろん、Bons-AIは日本語だけではなく英語にも対応している。

対話するBons-AIはゲーテやソクラテスの言葉を引用し、禅問答や子供達の将来についてのアドバイスを送っていた。

悩み相談や愚痴に対しても、なかなかウィットに富んだ解答が期待できそうだ。

電源と照度を検出するためシェーピング(行動形成)可能な薄型太陽電池、ワイヤレス給電装置、小型コンデンサー、インダクター、マイクロコンピュータなど、基礎部分は仕様として搭載される予定だ。

現在、Bons-AIはまだ企画を立てた段階であり、発売日などの公式声明は出されていない。


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現在は企画段階、公開日は未定

しかし植物と機械を合わせたBons-AIのもつ『可能性』は、想像以上のものではないだろうか?

ペットロボットはどうしても機械的な外観で、どうしても『ロボットと対話している』という先入観から抜けにくいが、『植物との対話』というのは非常に刺激的だ。

搭載された盆栽の手入れや水やりなど、植物の世話も欠かせないだろう。

そうした交流を重ねているうちに、気付いたら『新しい友人』となっていたら?

想像しただけでも、Bons-AIは子供達に植物も命ある生物であることを知る機会に、高齢者には良き話し相手として機能してくれるかもしれない。

知性を手に入れた新しい盆栽――それは日常生活に新たな変化をもたらすだろう。