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いきなり3人の人間が灯台から消えた。

これはスコットランドのフラナン諸島のアイリーンモア島で起きた未解決ミステリーである。

フラナン諸島

アイリーンモア島は時々台風にも似た暴風が吹き荒れることでも知られている。

この暴風によって船が沈没したり人々の生活に多大な害をもたらすこともあるのだ。

しかしアイリーンモア島灯台で警備をしていた3人が消えた日は暴風は吹き荒れることなく快晴の天気であったために風の影響を受けて塔から海に落ちてしまうことは考えられない。

また、3人同時に落ちてしまうことは非常に稀であろう。

救命のライフベルトも準備はしたが、この3人は使う様子もなく消えてしまったのだ。


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3人は警備員であった

行方が不明になった3人はアイリーンモア島灯台に常駐をしていたのだ。アイリーンモア島灯台の警備である。

ドナルド・マッカーサートマス・マーシャルジェームズ・デュカットの3人が警備をしていた。

元々船員を長くやって来たのでそれぞれが海の知り尽くしたスペシャリストだったために灯台の警備に当てられるようになったのだ。

しかし暗い海に明かりを照らし続ける仕事をしていた。

この3人はあくまでも警備であり、それぞれがルーティンを組み、それぞれの仕事を行っていた。

他との接点はなく、ただ灯台に常駐していることが仕事だったために大変退屈していたことが想像されよう。

食事・水・新聞は2週間に一度外部の人から送られてきたり、代わりの人を連れて来られることしか他の人間との接点は灯台にいる限りなかったのである。

そして1900年12月15日に異変が起こった。

アイリーンモア島の灯台に向けて船が発信のために光を送った。

これはあくまでも確認であり、異常を知らせるものではなかったがアイリーンモア島灯台からの返信はなかった。

もちろんアイリーンモア島灯台からは、別の光が常備されており、緊急事態が起こったときには普段とは異なる光が海に当てられるのだが異常を知らせる光もなかったために

3人は仕事をさぼっているように捉えられたのだ。

そしてその11日後にアイリーンモア島にいつものように食料と水が供給するために一隻の船が送迎された時に3人がいなくなっていることが確認された。

この3人が最後に目撃されたのは12月12日。

ということは少なくとも12月15日以前にはこの3人はいなくなっていたことになるのだ。

確認のために光を送ったときには返信がなかったが灯台の光は自動的に海を照らしていたので失踪の発見が遅くなってしまったのだ。

ボートはまだ灯台に残っているので逃げた形跡はなく、さらに灯台が荒らされた形跡もない。SOSを伝える道具も残っているのでなにか事件に巻き込まれた形跡もないのだ。

アイリーンモア島で起きたミステリー。

3人の魂はいまどこで眠っているのだろうか?

裏社会人A裏社会人A

ミステリーという形にして闇に葬られた事件は結構多いんだよね

裏社会人B

大切なのは、3人はどこいるのか?ではなくて、なぜいなくなったのか?を考えることなんだ

裏社会人A裏社会人A

知ってはいけない秘密を知ってしまったのかもしれないね。。。